教育訓練給付金で初任者研修や実務者研修をハローワークで受ける | Scarecrow Blowing in the Wind Blog 案山子の日記

教育訓練給付金で初任者研修や実務者研修をハローワークで受ける

ハローワーク

サイドファイヤー、バリスタファイヤーに憧れる案山子です。今回のテーマは、「教育訓練給付金で初任者研修や実務者研修をハローワークで受ける」を紹介したいと思います。

現在の日本社会では、介護の需要が急増しています。そのため、介護職のスキルを身につけることは、個人のキャリアアップや社会貢献にも繋がります。

介護職に就くためには、資格が必要です。特に、2021年度の介護報酬改定により、2024年4月以降、介護職には「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられました。この研修を受講しないと、介護業務に直接関わる職員として働くことができません。

仕事に就く事が優先であれば、受講期間の短い認知症介護基礎研修も一つの選択ですが、より専門性の高い、「初任者研修」や「実務者研修」を受講することで、介護職としての基礎から応用まで学ぶことができます。

初任者研修の費用は、地域やスクールによって異なりますが、一般的な相場は 5万円から8万円 です。実務者研修の方はスクールや地域によって異なりますが、より専門性が高い分、資格取得に9万円から15万円掛かります。

ハローワークを通じて教育訓練給付金を利用すれば、経済的な負担を軽減しつつこれらの研修を受けることができます。


教育訓練給付金の種類は3種類、資格取得の経済的な負担を減らそう!

教育訓練給付金は、雇用保険の被保険者や受給資格者が、職業能力開発促進のために行う教育訓練を支援する制度です。一定の要件を満たせば、受講料の一部が返還されるため、経済的な負担を軽減しつつスキルアップが可能です👍

教育訓練給付制度には、以下の3種類があります。

  1. 一般教育訓練給付金
    • 職業能力開発促進のための教育訓練を対象とし、雇用保険の被保険者や受給資格者が利用できます。
    • 一定の要件を満たせば、受講料の一部が返還されます。
  2. 特定一般教育訓練給付金
    • 専門的な職業能力開発のための教育訓練を対象とし、一般教育訓練給付金よりも高額の給付が受けられます。
    • 対象となる教育訓練は限られており、特定の要件を満たす必要があります。
  3. 専門実践教育訓練給付金
    • 職業訓練や専門学校、大学等の専門的な教育訓練を対象とし、長期間にわたる訓練にも対応します。
    • 高額の給付金が支給され、最大で受講料の70%が返還されることもあります。

これらの制度を利用することで、介護分野をはじめとするさまざまな分野でのスキルアップが可能です。各制度には異なる要件と給付額が設定されているため、自分に最適な制度を選択することが重要です🧐


教育訓練給付金の対象者

教育訓練給付金の対象者は、以下の要件を満たす必要があります😀

  • 一般教育訓練給付金
  • 雇用保険に一定期間加入している人
  • 指定の教育訓練機関の講座を受講する人
  • 特定一般教育訓練給付金
  • 雇用保険に長期間加入している人
  • 特定の専門教育訓練機関の講座を受講する人
  • 専門実践教育訓練給付金
  • 雇用保険に3年以上加入している人(再就職者は1年以上)
  • 専門学校、大学、職業訓練施設などの長期間の教育訓練を受講する人
  • 過去に同制度を利用していない人

このように、自分の状況に合った制度を選んで、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。

給付額は20~50パーセント

教育訓練給付金は、受講料の一部として以下の割合で給付されます。

  • 初任者研修:受講料の20%
  • 実務者研修:受講料の50%

介護福祉士初任者研修とは‼️

「介護福祉士初任者研修」は、介護職の基礎を学ぶための研修です。この研修を通じて、介護の基本的な知識や技術を習得し、実践的なスキルを身につけることができます😊

主なカリキュラム

  • 介護の基本
  • 身体介護の技術
  • コミュニケーションの方法
  • 介護におけるリスク管理

介護福祉士実務者研修とは‼️

「介護福祉士実務者研修」は、より高度な介護技術を学ぶための研修です。初任者研修を修了した後、更なるスキルアップを目指す方に最適です👍

サービス提供責任者や国家資格の介護福祉士を目指すのであれば、介護福祉士実務者研修は習得しておかなければ行けない資格なので、検討しましょう。

主なカリキュラム

  • 医療的ケアの基礎
  • 認知症介護の技術
  • 緊急時の対応
  • 介護計画の立案

初任者研修と実務者研修の違う部分は、喀痰吸引や経管栄養を行うための医療的ケアの基礎を学んだり、サービス提供責任者の業務をする為の介護計画の立案を学びます😄


ハローワークの教育訓練給付制度の利用の流れ

ハローワークの「教育訓練給付制度」の利用の流れは以下の通りです。給付制度の種類は、一般教育訓練給付金、特定一般教育訓練給付金、専門実践教育訓練給付金の3種類の教育訓練給付制度を利用する流れは同じです😄

  1. 訓練前キャリアコンサルティング: ハローワークやキャリア形成・学び直し支援センターで受けます。
  2. 受給資格確認: 受講開始日の1か月前までに、管轄のハローワークで行います。
  3. 講座の受講・終了: 指定された講座を受講し、修了します。
  4. 支給申請: 修了日の翌日から1か月以内に、管轄のハローワークで行います。

教育訓練給付制度を利用する為のハローワークでの申し込み手続き

ハローワークを通じて初任者研修や実務者研修を受講するための手続きは、以下の5つのステップで進めます💨

  1. 情報収集: ハローワークの窓口や公式ウェブサイトで、教育訓練給付金に関する情報を確認します。
  2. 相談: ハローワークの担当者と面談し、自身の状況に合わせた最適な研修を選びます。
  3. 申し込み: 選定した研修機関に申し込みを行い、必要書類を準備します。
  4. 受講: 研修を受講し、修了証を取得します。
  5. 給付金申請: 研修修了後、必要書類をハローワークに提出し、教育訓練給付金の申請を行います。

教育訓練給付金の申請手続きに必要な書類や申請期間

ハローワークの教育訓練給付金の申請手続きには、以下の書類が必要です😄

専門実践教育訓練給付金の場合

  • 教育訓練給付金の受給資格者証(教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証)
  • 教育訓練給付金支給申請書
  • 受講証明書又は専門実践教育訓練修了証明書
  • 領収書
  • 返還金明細書
  • 資格取得等したことにより支給申請する場合は、資格取得等を証明する書類
  • 専門実践教育訓練給付最終受給時報告
  • 専門実践教育訓練給付追加給付申請時報告

特定一般教育訓練給付金の場合

  • 受給資格確認通知書
  • 教育訓練給付金支給申請書
  • 教育訓練修了証明書
  • 領収書
  • 返還金明細書
  • 特定一般教育訓練給付受給時報告書

一般教育訓練給付金の場合

  • 教育訓練修了証明書
  • 教育訓練給付金支給申請書
  • 領収書
  • キャリアコンサルティングの費用に係る領収書、キャリアコンサルティングの記録、キャリアコンサルティング実施証明書(キャリアコンサルティングの費用の支給を申請する場合)
  • 本人・住所確認書類及び個人番号(マイナンバー)確認書類
  • 返還金明細書
  • 払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
  • 教育訓練経費等確認書

最寄りのハローワークの窓口やハローワークの公式ウェブサイトで必要な書類を入手できます。担当者に相談することで、具体的な手続きや必要書類について詳しく教えてもらえます😄

申請期間

教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1ヶ月以内に支給申請手続きを行います。期限を過ぎると申請が受け付けられないので注意してください😨


ハローワークの教育訓練給付制度を利用する際の注意点

ハローワークの教育訓練給付制度を利用する際の注意点について、以下の4項目があります。

1. 利用条件の確認

教育訓練給付制度を利用するためには、利用条件を満たしていることが必要です。例えば、雇用保険の加入期間が一定期間以上であることなどです。条件を確認するためには、最寄りのハローワークで相談すると良いでしょう。

2. 申請期間の厳守

教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1ヵ月以内に支給申請手続きを行う必要があります。申請期間を過ぎると申請が受け付けられないので、必ず期限内に提出するように注意してください。

3. 必要書類の準備

支給申請手続きには、各制度ごとに必要な書類があります。事前に必要書類を確認し、不足がないように準備しておくことが大切です。

4. 不正受給の防止

給付金を受給する際には、不正受給に該当しないよう注意が必要です。条件を勘違いして申請すると、不正受給になる可能性があります。制度の詳細をしっかりと理解し、適正な手続きを行いましょう。

制度の詳細については、ハローワークの公式サイトや最寄りのハローワークで確認すると確実です。他にも質問があれば教えてくださいね。


教育訓練給付制度以外で初任者研修、実務者研修がお得に取れる制度

教育訓練給付制度以外にも、初任者研修や実務者研修をお得に受講できる制度があります。以下にいくつかの制度を紹介します。

割引になる主な2つの制度

  1. 母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業:
    • 母子家庭や父子家庭の方が対象で、一定の条件を満たす場合に受講料の一部が給付されます。
  2. 短期訓練受講費制度:
    • 短期間での訓練を受講する際に、受講料の一部が補助される制度です。
    • 母子家庭や父子家庭の方が対象で、一定の条件を満たす場合に受講料の一部が給付されます。

無料で取れる主な2つの制度

  1. ハローワークの職業訓練制度:
    • ハローワークが提供する職業訓練プログラムを利用することで、初任者研修や実務者研修を無料で受講することができます。
  2. 民間スクールの就業支援制度:
    • 一部の民間スクールでは、就業支援の一環として初任者研修や実務者研修を無料で提供するキャンペーンを実施しています。
    • ハローワークが提供する職業訓練プログラムを利用することで、初任者研修や実務者研修を無料で受講することができます。

これらの制度を利用することで、費用を抑えて資格を取得することができます。詳細については、各制度の公式サイトや最寄りのハローワークで確認すると良いでしょう😃👍


おしまい 🙂

教育訓練給付金を利用して初任者研修や実務者研修を受講することで、経済的な負担を軽減しながら介護職としてのスキルを身につけることができます。

案山子が、2024年に介護福祉士実務者研修の資格を取得するに利用した制度は、職業訓練制度です。それぞれの人に合った、修得への道があると思いますので、ハローワークのサポートを活用し、自身のキャリアアップを目指しましょう😀

では!! バイバイ(@^^)/~


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